はおにろ の 日々 はおにろ の 日々 10月に田ノ浦 忍者ブログ
岡山県高梁市の山の中。 ちいさな一軒家での4人と1匹の暮らし。
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2017/11/19 (Sun)
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2010/11/17 (Wed)
 団結小屋から
電灯の無い暗くて細い山道を下っていく事5、6分
田ノ浦の海岸にでます。
 
夜に到着したので
周りの様子はあんまり分からなかったですが
道の脇には常に柵があり
そこから向こうは中国電力の土地
僕らが使える道以外全部といった感じ
 
海岸に近づくと
ピッピッピとなにやら音がします。
聞くところによると
前に中電が地下を調べるために設置したソナーみたいなものらしい
もうその作業は終わったけど依然としておいてあるみたい
静かな波の音とは余りに違和感のあるその音は
初めてココに来た僕に
単に海岸に遊びに来たんじゃないと
再確認させます。
 
次の日は朝まだ暗いうちから起きて
祝島のおばちゃん達の到着を待ちました。
僕らのいった日は中電の動きがありそうだと言われてた日なので
いつもより早く動き出したみたい
 
祝島のおばちゃん達は漁船で
田ノ浦の沖まで来て
そこで海岸につないである筏に乗り換えて
浜に上陸します。
筏に乗り浜に来るおばちゃん達は
キャッキャキャッキャと楽しそう。
なんだか見てるこっちまで楽しくなるくらい。
 
陸にあがっても
ワイワイガヤガヤと元気いっぱい!!
 
二日間いて分かったけど
それはその日の特別な事じゃなくて
いつでも元気でユーモアにあふれてるそんな人達だった。
 
おばちゃん達が到着してから数時間して
遂に!!
緑色の作業服を着てヘルメットをかぶった中電の人達がやって来た。
初めての僕はとにかく言われるままに
中電の人達の道を遮ります。
 
そうすると
中電の人達は「作業しますので、通してください」と言います
もちろん駄目ですっていうと
「妨害しないでください」って言われます
何を言われても怯んではいられません
何せこっちには28年もの間瀬戸内の海を守って来た
祝島の人の気持ちみたいなもんですから。
 
僕はおばちゃん達と中電のやりとりを
ジッと見てた。聞いてた。
中電の人達の言葉はまるで機械から聞こえるように同じ内容を繰り返し
その顔は表情を失ってた。
おばちゃんたちは「上関原発に反対です」「美しい海を守ろう」といった
プラカードで顔を隠しながら中電の作業員の行く手を遮っていた。
プラカードで顔を隠すのは、向かい合って話している写真を
中電側でいいように利用される事をさける為です。
 
こんなやりとりが30分くらい続くと
全員がしてるインカムに指示が入るらしくゾロゾロと引き上げていく。
 
それを一日に5回くらいやるのだ。
防波堤の上から来てみたり
砂浜を歩いて来たり
柵越しにだったりいろんなところから
中電はやってくる。
その都度、みんなで人垣を作って対応する。
 
全ては中電の起こしたアクションに対するリアクション
選択権はコチラに無い
作業員の目的は以前に砂浜に深夜こっそり作った
桟橋の修理
作業台船が来たときの為らしい
 
そんなやりとりの例
「今度島にいって、説明させて頂きます。」と中電
「話は白紙撤回してからじゃ!」とおじちゃん
「それに関しまして、説明させて頂きたいのです」と中電
「じゃー白紙撤回するんだな」とおじちゃん
「いやそれはできませんが、話をさせてください」と中電
 
全然話は進まない
 
僕は「白紙撤回する選択肢ッてあるんですか?」って聞いてみた
「いえ、それはできませんが。話し合いをしたいと思っております」
ん?ジャー何の話し合い?
一方通行の会話。話し合いじゃなくて説得でしょ?
 
当然、僕のいた間に話はちっとも進展なんかしなかった
 
こんなやりとりを
ズーーっと続けて来た島の人達は
本当にすごいと思う。
いくらか反対運動を見てきたけど
祝島の人達はいい意味で力が抜けてて
なにより楽しそうだった。
もちろん、中電と対峙したときは真剣そのもの
だけど、そんな会話の中でもパッと笑いが起こる
そんなスタンスがすごく共感できたし
見習いたいと思った。
眉間にしわ寄せてばっかりじゃ伝わるもんも伝わらん
長く続けるんだったら力抜いてやらないと。

二日間。僕は祝島の人のサポーターとして
多分10回位。中電とのやりとりをした。

帰らなくてはいけない日に
本当は帰りたくないって思ったけど
COP10でやれる事がもう一つの役割と思いながら
帰路についた。

田ノ浦には
祝島のおばちゃん達のカラッとした笑顔
海を心から好きで、祝島の人達といい距離感で協力してるカヤック隊員
そして、心から美しいって思える海がある。
その陸地側には工事の為に設けられた柵。今もなお切り崩されていっている山。
時間ごとにやってくる中電の作業員。

僕は田ノ浦に行ってみて、本当にあの場所を残しておきたいって思った。
それには現場で作業を進まないようにする人。
山口県や国、中国電力に外的圧力をかけていく人。
みんなが協力してやっていかないと駄目だと思う。

やっぱりまずは
田ノ浦でも祝島でも行ってみて欲しい
それから自分が出来る事をやればいいと思う。

そして
今、僕は1つやってみようと思います。
11月19日から30日まで
三軒茶屋のふろむあーすカフェ・オハナで
展示会があるんですが

29日に虹のカヤック隊・らん☆ぼうと地球コンチ隼人を
呼んで「ワールドカフェ」をやることにしました。
http://www.humanvalue.co.jp/service/wcafe/?gclid=CNK9-pz8pqUCFQLUbgodtUk3VQ

話す内容は、らん☆ぼうにお願いしてるのでまだ詳細はまだですが
決まり次第お知らせします。
地球コンチ隼人のライブもあります。タヨウダヨ〜

今まさに、田ノ浦では作業台船が来たりと
動きがあるみたいです。
今年はもうすぐ海が荒れて作業が出来なくなると言われてます。
もう少し踏ん張りどこです。
なんとか台船に帰ってもらって
29日に笑顔でらん☆ぼうを迎えたい。

カフェOHANAでのはおにろ「土の上展」の詳細は次の日記で。

ひろあき


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プロフィール
HN:
はおにろなほ
年齢:
37
性別:
女性
誕生日:
1980/02/21
職業:
つくりもの
自己紹介:
埼玉県飯能市→岡山県高梁市。
原発事故の翌日から始まった、自主的避難生活。
たくさんの人につながって、ながれついた先は岡山県。
どうしようもない思いに、お腹のそこから声をあげて泣いた日もありました。
そんな中で出会ったあたらしい仲間たち、そばにいてくれた見慣れたおとなやこどもたち。
わたしたちのたいせつなこと、たいせつなもの。
もういちど、深くかみしめざるをえなかった。
今やっと、あたらしいお家で仕事を始めることができました。
ちょっと山の中の、こじんまりとしたすてきなお家です。
助けてくれた多くの人たち、どうもありがとう。
もし、移住を考えている人がいたなら、どうか私たちを頼ってください。
はおにろは、ここ岡山で再出発です。
さあ、ぼっけえいいもの、作るぞ。





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