岡山県高梁市の山の中。
ちいさな一軒家での4人と1匹の暮らし。
7月1日大飯原発に行って来た。
何かここ最近モヤモヤしたものが頭の中にずっといて
そんな感じの僕は今回の大飯に行く事にずっと二の足を踏んでた。
30日にUstを見てたら、体の中の何かがはじけちゃって突如行く事に決めた。
とりあえず、なほが多めに作ったカレーとご飯が自炊できるような準備して出発。
着いたのは朝4時半くらい。
その時は警察と向かい合ってる状態だったけど落ち着いてる様子。
前の晩の激しさは治まっていた。
警察は時折人を入れ替えたりするくらいで
大きな動きは見せなかったけど
チャクチャクと増員を繰り返していた。
夕方になって
ちょうど僕がゲート脇の小高い山に登って全貌を見てたら
奥の駐車場から続々とボディーアーマーを来た警察の人達がやって来た。
下におりてみると
陣形を整えこれから実力行使しますよって雰囲気。
ボディーアーマーを着て陣形を整えて
前方に強化プラスチックの盾をもった若い黒ヘルメットを二列
その後ろにもう少し熟練してそうな人達
更に後ろには司令官みたいな人
その脇には43って書いてある旗を持った人が立ってて
雨が降ってる時なんて傘をさしてあげる人までいる。
そんな様子はまるで戦国時代のよう
見かけからその人がどういうポジションで動いているのか
一目でわかる。
警察側が行動を始める前には必ず宣戦布告ならぬ警告がある。
拡声器で何か言ってるけど
「再稼働反対」の声の渦の渦の中に吸い込まれて
あまり聞こえない。
警告の後
「一歩前へ」と伝言が警察の中で回って進んでくる。
抗議側は押されないように人の鎖でぐっと耐える。
押してくる際に必ず盾の向こうから「盾に触るな」「押すな」とか茶々が入る。
触ってないとアピールする為に手を上に上げて
「再稼働反対」と声を上げて警察の圧力にみんなで耐える。
最前列にいた僕は
盾を持つ警察の人とコミュニケーションをとりながら
激しいながらも安定を保っていた。
そんな時後方から「お前今たてに手をかけただろ」
「下がれ」「押すな」「そこの眼鏡」
と指や棒でご指名。もの凄い剣幕で罵倒される。
でも、これは警察官達の挑発。
それに反抗して熱くなれば手を出したって即逮捕。
絶対挑発には乗ってはいけません。
膠着してきた時に盾の前に警察が入ってきて
押されて倒された時
押した警官に名前を聞いたら「フクイケンだ」って言われた。
あきれるよ。本当に。
僕は結局再稼働のニュースが流れた時点で
色々悩んだけど外に出る事にした。
そのニュースが嘘で実際は動かしてないっていう人もいた。
こんなに近くで半監禁状態でいる人がいる中で動かさないって言ってた。
でも、実際動いたという事よりも動かしましたって既成事実が作れれば
国や電力会社はいいのかもしれないな〜とも思う。
今は残念ながら臨界に達したニュースまで流れている。
これが友達が言ったように嘘ならそれが一番いいと思うけど。
そういえば警察は途中
バリケードのところにあった守衛室から守衛を救出する場面を作ったりしてた。
そんなの始めに言ってくれれば
はいどうぞって感じなのにわざわざそんな茶番をやるんだ。
こういう衝突の時体制側のやることは常に裁判とかに有利になるような事実を
作ってるんだと思う。
ちなみにこの時僕は守衛室の扉と警察の間に入っちゃって
機動隊につかまれてどかされたんだけど
なぜか僕は「暴行だ」「逮捕するぞ」って言われた。
暴行受けたのは僕だってのに。
それを言った人はドイツのニュースで話してる警察官です。
http://www.youtube.com/watch?v=AOG05el2GJo(1:22)
それにしても抗議に集まった人達は
ホントに頑張ったと思う。
みんな非暴力を徹底してた。
あれだけボディーコンタクトが増えると
人間は自然と熱くなるもんなのに。
太鼓のリズムと「再稼働反対」のコールが
みんなの気持ちを落ち着かせてたのかもしれないな〜
抗議行動は集団同士の衝突になったら何も解決しない。
どんな状況になっても個人として個人と向かい合う事を
忘れたらいけないのではないかと思った。
押されてる時にも盾を挟んで色んな話が出来たし
落ち着いた状態のときは話しても答えてくれないけど
混乱に乗じてだと結構答えが返ってくる。
「再稼働反対」ってコールをしてたときも
一人の警察官の目をずっと見つめながらこの気持ちが届けって思いながら
言い続けたら、その警察官の目から涙が出てきた。
その時なんか僕も一緒に涙がにじんでたと思う。
その後その人とは話せなかったけど
僕は何かが通じ合えた気がした。
言葉は気持ちを運んでくれるんだと思う。
上関のときも思ったけど
皆同じ人間なんだよね。
今回の大飯occupyは
結果としては再稼働を阻止できなかったけど
大飯原発が実際地震津波にあって
原発に向かう道が土砂崩れとかで封鎖されたら
近くの住民は完全に避難できなくなるという事がはっきりしたと思う。
ゲートを封鎖したら
作業員や経産省の副大臣やらが船でしか原発に行けなかったのは
その証明だろう。
後のニュースで道が封鎖されている状態で
原発を動かす事は法令上問題はないと書いてあった。
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/npp_restart/35533.html
それは、つまり原発を動かそうとしている人達にとって
人の命を守るってことが完全に欠如してるってことの現れだと思う。
きっと
これから先にも再稼働の動きが起こってくると思う。
その時に必要なのは
何よりも人の数だと思う。
今回だって1万人あの場所にいたら話は全然違っただろう。
人が多ければ警察も簡単には強行してこない。
非暴力の1万人の集団なんて、カッコヨスギル!
再稼働反対!
ひろあき
何かここ最近モヤモヤしたものが頭の中にずっといて
そんな感じの僕は今回の大飯に行く事にずっと二の足を踏んでた。
30日にUstを見てたら、体の中の何かがはじけちゃって突如行く事に決めた。
とりあえず、なほが多めに作ったカレーとご飯が自炊できるような準備して出発。
着いたのは朝4時半くらい。
その時は警察と向かい合ってる状態だったけど落ち着いてる様子。
前の晩の激しさは治まっていた。
警察は時折人を入れ替えたりするくらいで
大きな動きは見せなかったけど
チャクチャクと増員を繰り返していた。
夕方になって
ちょうど僕がゲート脇の小高い山に登って全貌を見てたら
奥の駐車場から続々とボディーアーマーを来た警察の人達がやって来た。
下におりてみると
陣形を整えこれから実力行使しますよって雰囲気。
ボディーアーマーを着て陣形を整えて
前方に強化プラスチックの盾をもった若い黒ヘルメットを二列
その後ろにもう少し熟練してそうな人達
更に後ろには司令官みたいな人
その脇には43って書いてある旗を持った人が立ってて
雨が降ってる時なんて傘をさしてあげる人までいる。
そんな様子はまるで戦国時代のよう
見かけからその人がどういうポジションで動いているのか
一目でわかる。
警察側が行動を始める前には必ず宣戦布告ならぬ警告がある。
拡声器で何か言ってるけど
「再稼働反対」の声の渦の渦の中に吸い込まれて
あまり聞こえない。
警告の後
「一歩前へ」と伝言が警察の中で回って進んでくる。
抗議側は押されないように人の鎖でぐっと耐える。
押してくる際に必ず盾の向こうから「盾に触るな」「押すな」とか茶々が入る。
触ってないとアピールする為に手を上に上げて
「再稼働反対」と声を上げて警察の圧力にみんなで耐える。
最前列にいた僕は
盾を持つ警察の人とコミュニケーションをとりながら
激しいながらも安定を保っていた。
そんな時後方から「お前今たてに手をかけただろ」
「下がれ」「押すな」「そこの眼鏡」
と指や棒でご指名。もの凄い剣幕で罵倒される。
でも、これは警察官達の挑発。
それに反抗して熱くなれば手を出したって即逮捕。
絶対挑発には乗ってはいけません。
膠着してきた時に盾の前に警察が入ってきて
押されて倒された時
押した警官に名前を聞いたら「フクイケンだ」って言われた。
あきれるよ。本当に。
僕は結局再稼働のニュースが流れた時点で
色々悩んだけど外に出る事にした。
そのニュースが嘘で実際は動かしてないっていう人もいた。
こんなに近くで半監禁状態でいる人がいる中で動かさないって言ってた。
でも、実際動いたという事よりも動かしましたって既成事実が作れれば
国や電力会社はいいのかもしれないな〜とも思う。
今は残念ながら臨界に達したニュースまで流れている。
これが友達が言ったように嘘ならそれが一番いいと思うけど。
そういえば警察は途中
バリケードのところにあった守衛室から守衛を救出する場面を作ったりしてた。
そんなの始めに言ってくれれば
はいどうぞって感じなのにわざわざそんな茶番をやるんだ。
こういう衝突の時体制側のやることは常に裁判とかに有利になるような事実を
作ってるんだと思う。
ちなみにこの時僕は守衛室の扉と警察の間に入っちゃって
機動隊につかまれてどかされたんだけど
なぜか僕は「暴行だ」「逮捕するぞ」って言われた。
暴行受けたのは僕だってのに。
それを言った人はドイツのニュースで話してる警察官です。
http://www.youtube.com/watch?v=AOG05el2GJo(1:22)
それにしても抗議に集まった人達は
ホントに頑張ったと思う。
みんな非暴力を徹底してた。
あれだけボディーコンタクトが増えると
人間は自然と熱くなるもんなのに。
太鼓のリズムと「再稼働反対」のコールが
みんなの気持ちを落ち着かせてたのかもしれないな〜
抗議行動は集団同士の衝突になったら何も解決しない。
どんな状況になっても個人として個人と向かい合う事を
忘れたらいけないのではないかと思った。
押されてる時にも盾を挟んで色んな話が出来たし
落ち着いた状態のときは話しても答えてくれないけど
混乱に乗じてだと結構答えが返ってくる。
「再稼働反対」ってコールをしてたときも
一人の警察官の目をずっと見つめながらこの気持ちが届けって思いながら
言い続けたら、その警察官の目から涙が出てきた。
その時なんか僕も一緒に涙がにじんでたと思う。
その後その人とは話せなかったけど
僕は何かが通じ合えた気がした。
言葉は気持ちを運んでくれるんだと思う。
上関のときも思ったけど
皆同じ人間なんだよね。
今回の大飯occupyは
結果としては再稼働を阻止できなかったけど
大飯原発が実際地震津波にあって
原発に向かう道が土砂崩れとかで封鎖されたら
近くの住民は完全に避難できなくなるという事がはっきりしたと思う。
ゲートを封鎖したら
作業員や経産省の副大臣やらが船でしか原発に行けなかったのは
その証明だろう。
後のニュースで道が封鎖されている状態で
原発を動かす事は法令上問題はないと書いてあった。
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/npp_restart/35533.html
それは、つまり原発を動かそうとしている人達にとって
人の命を守るってことが完全に欠如してるってことの現れだと思う。
きっと
これから先にも再稼働の動きが起こってくると思う。
その時に必要なのは
何よりも人の数だと思う。
今回だって1万人あの場所にいたら話は全然違っただろう。
人が多ければ警察も簡単には強行してこない。
非暴力の1万人の集団なんて、カッコヨスギル!
再稼働反対!
ひろあき
PR
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
プロフィール
HN:
はおにろなほ
年齢:
44
性別:
女性
誕生日:
1980/02/21
職業:
つくりもの
自己紹介:
埼玉県飯能市→岡山県高梁市。
原発事故の翌日から始まった、自主的避難生活。
たくさんの人につながって、ながれついた先は岡山県。
どうしようもない思いに、お腹のそこから声をあげて泣いた日もありました。
そんな中で出会ったあたらしい仲間たち、そばにいてくれた見慣れたおとなやこどもたち。
わたしたちのたいせつなこと、たいせつなもの。
もういちど、深くかみしめざるをえなかった。
今やっと、あたらしいお家で仕事を始めることができました。
ちょっと山の中の、こじんまりとしたすてきなお家です。
助けてくれた多くの人たち、どうもありがとう。
もし、移住を考えている人がいたなら、どうか私たちを頼ってください。
はおにろは、ここ岡山で再出発です。
さあ、ぼっけえいいもの、作るぞ。
原発事故の翌日から始まった、自主的避難生活。
たくさんの人につながって、ながれついた先は岡山県。
どうしようもない思いに、お腹のそこから声をあげて泣いた日もありました。
そんな中で出会ったあたらしい仲間たち、そばにいてくれた見慣れたおとなやこどもたち。
わたしたちのたいせつなこと、たいせつなもの。
もういちど、深くかみしめざるをえなかった。
今やっと、あたらしいお家で仕事を始めることができました。
ちょっと山の中の、こじんまりとしたすてきなお家です。
助けてくれた多くの人たち、どうもありがとう。
もし、移住を考えている人がいたなら、どうか私たちを頼ってください。
はおにろは、ここ岡山で再出発です。
さあ、ぼっけえいいもの、作るぞ。
最新CM
[01/27 koji]
[05/29 はおにろ ひろ]
[05/29 koji]
[04/16 はおにろ なほ]
[04/16 寛子]
最新TB
ブログ内検索
最古記事
(03/23)
(04/19)
(04/26)
(05/04)
(05/10)
カウンター
アクセス解析